ライカ M10 モノクロームレビュー

2020/1/18更新

ライカ M10モノクロームレビューコンテンツ

ライカ M10モノクロームレビュー
ライカ M10モノクロームとライカM10-Pの違いを比較
ライカ M10モノクローム作例
ライカ M10モノクロームを買う理由、買わない理由
モノクローム専用機でできること、できないこと

2020年1月18日にライカの新型レンジファインダーデジカメ M10モノクロームが発表された。

ライカのモノクロームレンジファインダー機としては、M9モノクローム、M240モノクロームに続く3代目のモノクローム機である。M10モノクロームのボディー、シャッター性能はM10-Pと同様である。M240モノクローム機と比べるとボディは薄くなり、シャッター音はM10-P、M10-Dと同様に史上最も静かなライカデジカメレンジファインダー機となっている。ボディー、シャッターの他に過去のモノクローム機、過去のライカレンジファインダーと一番の違いは画素数である。今回発売されたM10モノクロームはM240からM10-P、M10-Dまで続いてきた2400万画素から大きく画素数がアップし4000万画素（RAWデータ 7864 x 5200、JPGデータ 7840 x 5184）になったことである。

ライカ M10モノクロームとカラーレンジファインダー機との違い

カラー写真を撮影できるレンジファインダー機と今回のM10モノクローム（モノクローム専用機）の一番の違いは、イメージセンサーがモノクローム撮影に特化して作られていることである。カラー機は、RGB（Red、Green、Blue）の3つのピクセルセンサーが受光した光を合成してカラーの1ピクセルとして写真データが作られるがM10モノクロームで使われる1つのピクセル単位で光の強弱のグレースケールを受け止めるため圧倒的な画質で高精細に描写することができる。さらに、画素数も今までのM10シリーズと比べて2400万画素⇒4000万画素へと大幅アップしているため、さらに高精細な異次元のモノクロ写真を撮影することができる。