ライカ M10-D 外観図、機能デザイン

2019/9/6更新

ライカ M10-D 外観図、機能デザイン説明

ライカM10-Dのマニュアルに含まれるライカM10-D外観図から、当 編集部独自に解説する。外観図を見ながら、ライカM10-Dの操作をヴァーチャル体験してみよう。

Leica M10-D 前面図

Leica M10-D 前面図
1.ファンクションボタン
2.シャッターボタン
3.シャッタースピード設定ホイール
4.可動式サムレスト
5.アクセサリーシュー
6.ISO設定ホイール
7.ストラップ取り付け金具
8.6ビットコード読み取りセンサー
9.バヨネットマウント
10.レンズ取り外しボタン
11.フォーカスボタン
12.レンジファインダー窓
13.明るさセンサー
14.セルフタイマーLED
15.ビューファインダー窓
16.イメージフィールドセンサー

Leica M10-D 後面、底面図

Leica M10-D 後面図
17.ビューファインダー窓
18.サムホイール
19.LED
20.メインスイッチ(電源OFF/ON/Wi-Fi ON)
21.露出補正ダイヤル
22.三脚取り付け金具
23.底ブタ固定金具
24.WLAN アクセス用のQRコード
25.メモリーカードスロット
26.バッテリーボックス
27.バッテリーロック
28.底ブタロック

Leica M10-D 各ボタン、レバー、ホイール、ダイヤルの機能説明

上記外観図の番号と対応するように各ボタン、レバー、ホイール、ダイヤルの機能説明を行う。

1.ファンクションボタン

ファンクションボタンで次の操作を行うために使う。

2.シャッターボタン

シャッターボタンは一般的なデジカメと同様に、半押し、全押しで次の操作を行う。

  • 半押し
  • カメラの電子機能を立ち上げてレンジファインダー表示を行う。AE(露出)ロック、セルフタイマー表示をリスタート(FOTOSアプリで設定)。FOTOSアプリでプレイバックモード使用中、メニューコントロール利用時、カメラスタンバイモード時にカメラを撮影可能状態に戻す。
  • 全押し
  • 撮影する。セルフタイマーモード時にはセルフタイマーカウントスタート。

3.シャッタースピード設定ホイール

シャッタースピード設定ホイールは途中停まることなくくるくると回すことが可能。各ストップ位置で次の機能を使うことが出来る。

  • A
  • 絞り優先モード(シャッター速度は自動設定される)なお、シャッター速度の下限値はFOTOSアプリで設定できる(レンズ焦点距離の2倍分の1以上、など、レンズの焦点距離を基準とした設定可能)。
  • 4000-8s
  • 1/4000~8秒までの固定シャッター速度。なお各シャッター速度刻印の中間地点にも設定可能(例:1000と2000の中間に設定するとシャッタースピードは1500に設定可能)。
  • B
  • バルブ。
  • 雷マーク(125~250の中間地点)
  • 1/180の速度でフラッシュ撮影可能。

4.可動式サムレスト

引き出すことにより撮影時に親指をひっかけてカメラをホールドするために利用する(以外と使い勝手は良い)。LEICA M240やM10では外付けアクセサリーとしてホットシューに付けて使用するサムレストが各メーカーから発売されていたがホットシューを占有してしまうため電子ビューファインダー(VISOFLEX)を同時に利用できない、カメラバッグに入れた際にサムレストが邪魔になるというデメリットがあったがM10-Dはホットシューも使えるしまたサムレストを使わない時は格納できるのでカメラバッグ内で邪魔になることは無い。見た目はLEICA M3などのフィルムカメラのシャッター巻き上げレバー風であるが何らかのスイッチと連動している機能は無い、単なるサムレストとしてのみ使う。デザインと機能については賛否両論あるが、筆者がM10-Dを使った感覚では機能性はもちろん、デザインも最高にクールであると思う。

5.アクセサリーシュー

外付け電子ビューファインダー(VISOFLEX)を使ったり、外付けフラッシュを使ったりする際に使う。

6.ISO設定ホイール

ISO設定を変更するホイール。上に引き出して回す。押し下げるとロックされる。

7.ストラップ取り付け金具

LEICA M240ではストラップ取り付け金具の上に金具がボディーに当たってボディが付かないようにプラスチック部品がボディ側に付いていたがM10-Dではボディー側には保護目的のプラスチック部品は付いて居ない。ストラップ側でボディを傷つけないよう保護するための部品が付いているストラップを使うことを推奨する。

8.6ビットコード読み取りセンサー

ライカ純正の6ビットコード付きMマウントレンズを使用するとカメラで自動的にレンズを認識し、撮影データにEXIFデータとして記録される。またレンズの焦点距離によりAE(絞り優先)モード撮影時の最低シャッター速度も自動的に認識される。

9.バヨネットマウント

レンズマウントの爪とボディーの爪をかみ合わせてレンズを装着する。バヨネットマウントの赤色指標とレンズの指標を合わせて状態でボディーにレンズを差し込みレンズを少し右回転させるとカチッとレンズが固定される。

10.レンズ取り外しボタン

レンズ取り外しボタンを押しながらレンズを左に少し回るとレンズを取り外すことができる。

11.フォーカスボタン

Visoflex 電子ビューファインダーを利用中にフォーカスボタンを押すとファインダー内の中央部分が拡大表示されて精密にピント合わせを行うことができる。

12.レンジファインダー窓

二重像合致式フォーカスを行うためのもう一つの目。ビューファインダーで覗いた目とこのレンジファインダー窓で覗いた目の二つの像を合致させることによりマニュアルフォーカスを行う。

13.明るさセンサー

明るさセンサーの値とレンズ内の明るさの差を元にレンズ絞り想定値が写真データに記録される。なお、記録される絞り値はずれていることがほとんどなので参考程度である。

14.セルフタイマーLED

セルフタイマー使用時に点滅する。M10-Dでセルフタイマーを利用するにはFOTOSアプリを利用して、シャッターモードをセルフタイマーモードにして使う。

15.ビューファインダー窓

16.イメージフィールドセンサー

17.ビューファインダー窓

ライカから世界を覗く窓、レンジビューファインダーの詳細はビューファインダー レビューをご覧ください。

18.サムホイール

手前に引き出して親指を引っかけてカメラのグリップをよくするために使う。スイッチなどの機能は付いていない。

19.LED

電源ON時に最初に点灯する。またWi-Fi接続モードにすると緑色に点滅する(点滅が終わるとWi-Fi接続可能に)。

ファームウェアのアップデート時に赤色に点灯する。

20.メインスイッチ(電源OFF/ON/Wi-Fi ON)

21.露出補正ダイヤル

22.三脚取り付け金具

標準サイズの三脚取り付け金具。

23.底ブタ固定金具

底蓋をこの金具に引っかけてフタを閉じる。

24.WLAN アクセス用のQRコード

FOTOSアプリを使用時に使うQRコード。

25.メモリーカードスロット

SD / SDHC / SDXCカードを挿入するカードスロット。カードの金属端子はカメラの前面奥側になる方向にカードを挿入する。カードを押し込むことにより挿入/取り外しを行うことができる。

26.バッテリーボックス

27.バッテリーロック

プラスチック製。バッテリーを奥まで挿入することにより自動的にカチッとロックされる。バッテリーロックを手で横にずらすことによりバッテリーを取り外すことができる。

28.底ブタロック

金具を引き出して回転させることにより底蓋をロック/ロック解除できる。

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