ライカM10-D、ライカ M10-P、ライカM10用純正バッテリーの品薄が続いている。純正バッテリーの型番は BP-SCL5、筆者はLEICA M10-Dを入手直後にバッテリーBP-SCL5を注文したがバッテリーが届いたのは結局3週間後であった。2019年2月下旬現在、各ショップでは相変わらず入荷待ち、お取り寄せ表示となっている。
ライカM10-D用のバッテリー BP-SCL5 は、ライカ M10-P、ライカM10でも共通のバッテリーである。BP-SCL5 はM240用のバッテリーと比べて少し小さくなった。バッテリー容量も減っているので体感ではM240よりもバッテリーの持ちが悪くなった感覚である。M240と比べてM10系(M10、M10-P、M10-D)はバッテリーの持ちが悪いという口コミは事前に読んでいたのでM10-D入手と同時にバッテリーを注文したがまさか3週間も待つとは思ってもみなかった。
これからライカM10-D、M10-P、M10を購入するという方は事前にバッテリーを注文しておくことをおすすめする。
ライカ M10-D バッテリー BP-SCL5
ライカ M10-D バッテリー BP-SCL5は、ライカのカメラやレンズが入っている箱と同様の銀色の箱に入っている。早速開封してみる。
ライカ M10-D バッテリー BP-SCL5 を開梱
箱を開封してみるとビニール袋に包まれたバッテリーがプチプチに包まれており、各国語版の説明書とセットになっているシンプルな梱包だ。
ライカ M10-D バッテリー、ビニール袋の中にバッテリーがそのまま入っている
バッテリーをビニール袋から取り出してみるとバッテリーがそのまま入っていた。NIKONやキヤノンの一眼カメラ用バッテリーは金蔵期端子部分に白いプラスチックカバーが付いているがライカなのに袋の中に直入れ、ケースも無いというシンプルな包装。
M10-Dでお散歩撮影をする際、VISOFLEX(外付け電子ビューファインダー)を使わず、FOTOSアプリへのWi-Fi接続も行わない場合はほぼ丸一日撮影できる。フル充電で撮影開始から半日くらい経過するとバッテリー残量30%以下になっていた。バッテリー残量低下表示では写真撮影に集中できないので、予備バッテリーの購入は必須である。
ライカ M240用の純正バッテリー(写真左)とM10-D 純正バッテリー(写真右)を比較してみる。
M240用のバッテリー(左)、M10-D用のバッテリー(右)
ライカ M240用の純正バッテリーとM10-D 純正バッテリーを比較すると、上記写真の通り縦横サイズはほぼ同じもののM10-D用の純正バッテリーの方が厚みが随分と薄くなっていることが分かる。大きさ、重さ実測値は次の通り。
対応機種 | M240 | M10、M10-P、M10-D |
---|---|---|
型番 | BP-SCL2 | BP-SCL5 |
大きさ | w55 x h37 x d24(mm) | w55.5 x h37 x d17(mm) |
重さ | 93.1g | 53.8g |
容量 | 7.4V / 1800mAh / 13.32Wh | 7,4V / 1100Ah / 8.2Wh |
厚みが24⇒17mmと約30%ダウン、重さは93.1⇒53.8gと42%ダウンだ。
筆者がM10-Dの購入して7ヶ月間ほど経過したが1日の撮影の中でバッテリーを交換したのは数回である。通常撮影でシングル撮影を行いながら、電子ビューファインダー VISOFLEXを使用しないのなら1日200枚くらいまでなら撮影できる。VISOFLEXを使用し、かつスマホアプリFOTOSと連動してWi-Fi接続を使った場合は140枚ほど撮影したところでバッテリー残量は30%と表示された。M10-Dでは、ファインダー内でバッテリー残量の目安を確認できるが、FOTOSアプリを使えばスマホ上でM10-Dのバッテリー残量がパーセント表示される。
ただ、何度か経験したのであるが、充電済みのバッテリーを交換直後にFOTOSアプリ接続すると、いきなりバッテリー残量が4%と表示されたことが何度かあった。何らかの表示ミスなのかどうかは不明である。残量が4%と表示されても突然使えなくなることは無いので、恐らく表示が間違っているだけなのだと思う。もう少し長期利用してみて表示が改善されるか、または再発するかは後日レビューを行いたい。
ライカM10-Dの裏蓋を開けてプラスチック製のポッチを指でずらすだけでバッテリーが飛び出てくる。裏蓋を開けられるならバッテリー交換に迷うことは無いだろう。
バッテリーをカメラから取り外して充電器に付けたまま撮影に出かけた先でバッテリーが無いなんてことを防ぐために、筆者は次の方法で運用している。
バッテリーをカメラから取り外したら、充電済みの予備電池をカメラに入れる。これだけである。予備バッテリーと順番に使うことによりバッテリー利用回数の平準化を図ることができると同時に、カメラの中にバッテリーが無いまま撮影に出かけるミスも防ぐことができる。さらに、カメラからSDカードを外した状態、または、バッテリーを外した状態の時は裏蓋は開けたまま防湿庫で保管している。SDカードバッテリーを外したまま裏蓋を閉じてしまことと、SDカード、またはバッテリーが入っていないままカメラを持ち出すミスを防げるからだ。また、予備バッテリーと予備のSDカードを常にいつものカメラバックの中で保管している。予備バッテリーの持ち出しを忘れたまま撮影にでかけるミスを防ぐこともできるからだ。さらにさらに、バッテリーの充電器はいつもカメラバックの中で保管している。最悪外でバッテリー切れになった場合はAC電源さえ見つかれば外出先で充電できるからだ。
ガストやジョナサンなど一般的なファミリーレストランでは、AC電源使用禁止としている場所も多いので、AC電源利用可能なカフェなどを使用すれば外出先でも充電することができるだろう。
M10-D、M10-P、M10、M240など、ライカのレンジファインダーカメラを購入した経験のある方はご存じだろうが、カメラの付属品の中に車のシガレットソケット用ケーブルが含まれている。筆者はまだ車から充電したことは無いが、車で遠くに出かけるという方は純正のシガレットソケット用ケーブルを使えばどこでも充電できるから便利だ。
ライカ レンジファインダーはボディだけで実売価格100万円前後もする高価なカメラなのでまさか中華製の互換バッテリーを使おうというユーザーはいないと思われる。たかがバッテリー代を削りたいばかりにサードパーティーバッテリーを使用し、カメラに不具合が発生なんてしまったらたまらない。
主要通販サイトでライカM10-D バッテリー BP-SCL5 を購入できるオンラインショップリストはこちら。
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