EICA APO SUMMICRON 50mm f/2 ASPH. LHSA、純正フード、純正フィルター(別売)(筆者撮影)
ライカ アポ ズミクロン 50mm f/2.0 ASPH. LHSAは、1956年に登場したクラシックレンズ、ライカ ズミクロン f2.0/50mm (II)を想起させる外観を持ちながら、驚くべき解像度と徹底的な色収差の排除を行った究極のレンズとして2013年に発売されたアポ ズミクロン 50mm f/2.0 ASPH.と同じレンズ構成を持つ、正に究極のレンズである。
新旧ズミクロン。Summicron 50mm f/2 first(左)、APO Summicron 50mm f/2 ASPH. LHSA(右)
アポ ズミクロン 50mm f/2.0 ASPH. LHSAは、初代Summicron 50mmのデザインを想起させるデザインとなっている。上記左側のM240に付いているレンズはSummicron 50mm f/2 first(1965年製)、右側のM10-Dに付いているレンズはAPO Summicron 50mm f/2 ASPH. LHSA(2019年1月製造)。両者を見比べて分かる通り本レンズがSUMMICRON50mm first版のデザインをイメージして作られたことが分かる。
アポ ズミクロン 50mm f/2.0 ASPH. LHSAのレンズ構成は現行レンズであるアポ ズミクロン 50mm f/2.0 ASPH.と同じである。アポ ズミクロン 50mm f/2.0 ASPH.は圧倒的な解像度と色収差排除を行った究極のレンズとして有名なレンズであり実売価格約100万円である。なお今回の限定モデルであるアポ ズミクロン 50mm f/2.0 ASPH. LHSAの価格は120万円(税別)であり現行モデルと比べると約20%高価な価格設定である。
アポ ズミクロン 50mm f/2.0 ASPH. LHSAの限定でない通常モデルにはアルミボディ+ブラックアルマイト仕上げのブラックモデルと、真鍮ボディにシルバークローム仕上げのモデルが存在するが本レンズLHSA版限定モデルは真鍮ボディにブラックペイント仕上げとなっている。
通常モデルのブラックタイプはアルミ製のためシルバークロームモデルの真鍮タイプと比べると軽い仕様となっているが、本レンズLHSA限定モデルは真鍮モデルのためずしりと重みのある重厚感ある金属の塊感ある頑丈な作りとなっている。また、通常モデルの黒色版はブラックアルマイト仕上げであるのに対して本レンズはブラックペイント仕上げというペイントモデルとなっている。ペイントモデルは長期間使用することによりペイントがはげて内部の真鍮が見えてくるというエイジングにより外観が変化する楽しみがある。
本レンズと同じ形の2019年版限定モデルは真鍮ボディにブラッククローム仕上げが700本限定で2019年3月23日に発売されたが本レンズは2017年12月発表2018年発売の黒300本、シルバー200本の希少な限定モデルである。レンズ本体には***/300の限定番号が刻印されている。
筆者は本レンズと同じ形のLHSA版、またはブラッククローム仕上げ版を欲しいとライカ銀座店に注文していたが今回たまたまキャンセルが入ったとのことで完売済みのLHSAモデルを手に入れることができた。ブラッククローム版よりも、エイジングが楽しめるブラックペイントモデルを欲しいと思っていたので入荷連絡が入った後すぐにライカ銀座店を訪れて本レンズを購入した。
ライカ アポ ズミクロン 50mm f/2 ASPH. 作例は後日掲載予定。
APO SUMMICRON 50mm f/2 ASPH. LHSAは通常のライカ製品と同様に銀色の箱に入っている。
APO SUMMICRON 50mm f/2 ASPH. LHSAの箱を開けてみたら次の品が入っていた。
APO SUMMICRON M 50mm f/2 ASPH. LHSAにはライカ純正のE39サイズ 保護フィルターを問題無く使用できる。本レンズと似たクラシックな外観の限定モデルレンズとしてSummilux-M 50mm f/1.4 ASPH. LHSAブラックペイントでは保護フィルターとフードが干渉してしまいフィルターを付けることができないという難点があったが本レンズはほぼ問題無く純正保護フィルターを使うことができた。
本レンズは2017年12月に限定モデルとして発表された。ブラックペイントが300本限定、シルバークロームが200本限定の合計500本限定で販売された。2019年3月現在既に完売しており現在新品では手に入れることができない。ただし、マップカメラでは2019年3月20日現在中古美品の在庫があることを確認している。
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